ume_boshiのブログ

人生の半ば、ふとした迷いから転職をしてしまった元看護師のぼやきです。

オキシトシン

いつだったか・・・もう20年以上前になると思う。
オキシトシンの新しい作用について学んだ。
私が学生の頃は、子宮収縮や乳汁分泌といった女性ホルモンとして
作用を学んでいたものだけれど、その頃から「家族関係ホルモン」として
認識される様になっていたらしい。
私が見たのは、外観が全く同じ2種類のラットだった。
片方は、授乳中に母親をつまみ上げると子ネズミたちはすぐに乳を離して落ちてしまう。
しかし、一方は、母親をつまみ上げても子ネズミたちはしっかり乳に食いついて離れないのだ。
それだけで云々は言えないのかも知れないが、母親への執着の強弱があるのは間違いないだろう。

「家族関係ホルモン」

この実証のために、東京女子医大で妻が出産したばかりの男性2名の比較実験が行われたらしい。
片方はの男性Aは、妻が里帰り分娩で子供に会えない状態。
一方の男性Bは、毎日子供に会いに来てもらった男性という設定。
見事に、男性Bの体内にオキシトシンが分泌される様になっていたということだった。
男性には、本来不必要だと考えられていたホルモンが、乳児との接触で分泌される様になった訳だ。

最近ふと思う。
この「家族関係ホルモン」とは、家族以外の「対人関係」にも影響するのだろうと。

全ての男性に、この変化が起きるものなんだろうか。
自分は、ともすると「非家族性の人間」ではないのだろうかと思うことがある。
家族というのではなくて、オキシトシンが「対人関係」に影響を及ぼすものならば
私は、対人関係を得意としない人間であることは間違いないだろう。

ここまで生きてきて、今頃こんなことに気づいても...。
それなりに普通に生きて来れた。
自分で選んだ道、ドロップしていなければどうなっていたのかな。
また、たらればか・・・。