ume_boshiのブログ

人生の半ば、ふとした迷いから転職をしてしまった元看護師のぼやきです。

ふとした空想・・・妄想じみてるかな

何処かで聞いたか読んだかした話だけれど、

人の寿命をあらわした蝋燭があって、何処かの暗い洞窟の様な所に

無数の蝋燭が並んでいるらしい。

元気に燃えさかる炎もあれば、今にも消えそうにゆらぐ火もある。

長い蝋燭も短い蝋燭もあり、時にそれらの中に折れて灯火の消えた蝋燭もあるそうな。

私の知る話では、その洞窟に案内されて説明を聞いた男が

自分の蝋燭が消えかけているのを知って、近くにあった良く燃えている長い蝋燭と

自分の消えかけている蝋燭を交換したところ、その蝋燭は自分の子の蝋燭で

現実に戻った時、我が子が死んでいたという・・・取り返しのつかない話。

 

命の話では無いけれど、もしも生きていく気力というものがあって

もしも、それを人に伝播したり、または他人から吸い取るというか奪い取ることが出来たとしたらどうだろう。

運の良い人悪い人という概念が存在するようだが、それらのことも

このような事象に影響されているのかも知れないし。

人が無意識に、そんなことをやっているだとしたらと・・・ふと思ってしまった。

なにを馬鹿なことを、と自分でも思うけれど。

というのも、Mさんという存在を亡くしてから、どうにも色々なことが楽しくないのである。

若い頃から公私ともに世話になってきたからかも知れないが、色々なことが

あの人を軸にして回ってきた気がする。

その性なのか、まるで自分が糸の切れた凧のような感じで、何をしていても

定まらないというのか、充実感がない。

ある程度の所まで来ていたと思うのに、またつかみ所の無い焦燥感を感じることがある。

もう自分の人生、今から焦ってみたところでなにがどうなる訳で無し

ある程度決まったようなモノで、ここまで良くやって来たと考えるべきなんだけれど

Mさんのことが大きな穴になって、軸の定まらない様な不安定さを感じてしまう。

私は、Mさんから生きる力を受け取っていたのかもしれない。

ひょっとしたら、奪い取ってしまっていたのではないのか・・・・。

 

そんなことを思うほど、最近は会ってもいなかったんだけどね。

今年は色んなことがあって、自身が少しよれているのかも知れない。

・・・自分の元気が出ないのをMさんの性にしちゃいけないですね。

申し訳ない。

でもね、今でも家の前へ行くと

「うめちゃん、わしな・・・」って声が聞こえてきそうな気がするんです。

病院にいる間、貴方のお陰で楽しかったんですよ。

本当に、貴方に「頑張れ」と言われるだけで無敵になれましたから。

Mさんと良い先輩や同僚にも恵まれて、本当に無敵な状態で突き進んでいました。

馬鹿は馬鹿なりに、褒められることで調子に乗っていけたんでしょうか。

そんな私でしたから、ちょっと壁に当たった時、簡単に人生の舵を切ってしまったのかも知れないです。

そう言えば、貴方に相談すらせずに退職を決めてしまったのでした。

本当に馬鹿でしたね。

私は、貴方ほど頭が切れなかった・・・

人間関係において、貴方ほど周到に動くことが出来ませんでした。

それは、貴方がいてくれたお陰で、なにも考えずに動いても上手くいったから。

全ては、貴方が後ろについていてくれたから出来たことでした。

 

もう、何処にもいないのですね。

これからは、自分でしっかり立って歩いて行かないと

もう、いい年なのですし、いつまでもそんなこと言っていられませんから。

寂しい気持ちと悲しい気持ちは、心の隅に畳んで仕舞わなければなりません。

生きていく力を吸い取れるモノなら、誰かから吸い取りたい気分ですけど

それが我が子のやる気だったりしたら大変ですから、自分が頑張るしかないですね。

お馬鹿な空想してないで、明日からまた一つ一つ仕事を片付けていくことで

自分なりのけじめの日に、一歩一歩近づいていかなければなりません。

仕事辞めちゃったら、そんなに寂しいのかな。

嫁さんより長生きしないようにしないと、独りぼっちには耐えられそうにないからね。

また、いつか何処かで会えたらと思います、Mさん。