ume_boshiの          ブログ

人生の半ば、ふとした迷いから転職をしてしまった元看護師のぼやきです。

最近の若い子は簡単に人を殺めてしまうのですか?

https://www.japanmystery.com/fukui/asiato.html人の命がとても大切なモノということや

生まれてきたこと、生きるということの意味を

今の学校では教えないのだろうか。

家庭でも、そんなことは言わないのかも知れないし。

昔は、祖父母から色んな話をされながら身につけていったことなんだけど・・・。

最近の子は、簡単に人を殺めてしまうね。

 

人間で無くても、生きているものの命を奪うことはとても怖いことで

生きているものが死んでいくことは、とても悲しいことという感覚が無いのだろうか。

生き物を飼ったことが無いのか・・・

それとも、幼小児期に虫や小さな生き物を殺した経験が無くて

罪悪感を感じたことが無いのだろうか・・・。

幼小児期の残虐性というもの、一つの学習活動なのかも知れないから

むやみに制止してもどうかとは思う・・・

ただ、それは虫やカエル程度までの話でそれ以上の生き物になると

普通であれば、その死は、子供にはかなりの畏怖の念が生まれるはずだと考える。

私は、幼い頃に神社の境内で友達と一緒に蛇を殺して、とても怖かったのを覚えている。

祖母は、輪廻転生染みたことを、お伽噺の様にして何度も聞かせてくれた人だったから

その影響もあったかも知れない。

とにかく、蛇はそう簡単には動きを止めないので、友達数人と泣きながら

早く死んで欲しいと叩き続けた覚えがある。

その様な経験は、子供心に「もう絶対にやってはいけないこと」と殺生について

刻み込まれることになる。

祖母はとても優しい人だったが、その話だけは話せずに黙っていた。

話せば、きっと酷く叱られただろうから。

思えば、田舎の平和でのどかな漁村で7歳までの幼い時期を過ごせたことは

私にとって、とても幸せなことだったと感じている。

 

一度、冬の夕暮れ時に漁港で足を滑らせたらしく、波打ち際で溺れているのを

通りかかった男の人が引っ張り上げて、家へ連れてきてくれたことがあるらしい。

もっとも、かすかな記憶しか残っていないが、波に押されながら

何かに掴まろうとして、また波に引き戻されしているうちに

幼心に「これが死ぬと言うことなのかな」と考えたことだけ覚えている。

冷たかったことや苦しかったことは、なにも覚えていないのに・・・。

不思議なことに、助けてくれた人が誰だったのかは判らないままで。

近所の男の人なら、○○さんという風に言うはずなのだけれど。

誰が助けてくれたんだろうか。

暗い漁港の波打ち際で、波に洗われて行きつ戻りつしている子供の姿が

良く見つけられたものだと、心から感謝しているのだけれど

ちょうど、その浜の上には「神の足跡」と呼ばれていた崖の垂直面に

10㍍はあろうかという大きな足跡のある所なのだが。

片方は足袋をはいて片方は裸足という、不思議な足跡。

 

 

幼い頃に聞く、お伽噺や昔話は、けっしてただのお話では無くて

子供達の心に、色々な知恵を植え付けてくれるものだと信じています。

話が飛び飛びになってしまったけれど、命はどんなに小さなものであれ

大切な一つの命です。

生き物を飼って、その死を看取るという経験。

あるいは、同居する祖父母の死という経験。

とてもとても貴重で大切な経験だと思います。

人として・・・

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