どうやら、ドタバタと生きているうちに、私は60年も生きてきたらしい。
いつの頃だろう、自分はそんなに長生きできないだろうと漠然と考えていたのは。
しかし、気が付いたら私は60歳まで生きてこれたらしい。
息子と娘が、還暦を祝ってくれるらしい。
いつもは、母の日とお母さんの誕生日しかしないのに
今年は、私の誕生日を祝ってくれるらしい。
ちなみに20日が父の日らしいが、そこまで贅沢を言うとバチが当たる。
決して良い父親ではなかったと思うから、子供たちが祝ってくれることをうれしく思う。
嫁からこのことを聞いたときは、正直驚いた。
そんなことしてもらえるとは思っていなかったから。
なんとなく漠然と思っていることだけれど、私は長生きはできないんだろうなと思うから
子供達には、お母さんを大事にして欲しいと思っている。
やんちゃな子供を3人抱えて買い物行ったりするのは大変だったと思う。
私は、あまり協力的でなかったので、よく頑張ってくれたと感謝している。
お陰で子供たちは、私の様な奴の子としてはうまく育ってくれたと思っているんだ。
それは、もう感謝しかない。
ややこしい私の両親への対応も、よくやってくれていると思っている。
それも感謝しかない。
私の様な奴と、ここまで一緒に歩いてもらえて、ありがとうという言葉しか出ない自分だけれど…。
良い父親でも、良い夫でもなかったけれど、ここまで幸せな人生を何とか歩んでこれたのは、子供たちと妻のお陰だと思っています。
明日は、とても嬉しい一日になりそうな気がしています。
今までの人生の中で、一番幸せな時間なのかもしれない。
あと15年くらいは、まだいろいろと責任があるから生きていないといけないだろうし
ややこしい両親を見送るのは当然として、息子と娘の結婚式に出たいし
出来れば、内孫の顔も見たい。
男の子だ女の子だと、そんなことは言わない。
長男に後を渡してから往生したいと願うばかりかな。
あと、嫁さんを飛鳥Ⅱに乗せてやりたいと、最近はっきりと思うようになったかな。
東北の花火や祭りを周遊する客船もあるらしいから、それにも一緒に行きたい。
良い父親でもいい夫でもなかったから、ほんの少しだけでも穴埋めをしておきたい。
終わり良ければ総て良しですね、そう言ってましたよね…。
明日は、みるくも連れて行ってきます。