自分の会社だから、定年なんてあってないようなものだけれど
65歳までは、何とかやっていきたいなと思っていた。
いろいろな障害というか問題もあるけれど、65歳以降の日々を楽しみに
それなりに走り続けてみようと思っていた。
いくつまで生きられるかわからないけど....
何とかなるんじゃないかな・・・って、そんなことも思っていたんだけれど
最近、自分自身がそれまで持つんだろうかと、そんなことを思うようになってきた。
妻や子供たちには、頑張っていってもらいたいし、苦労はかけたくないんだけれど
なんだか、自分かもたないかもしれないなって、そんな気がする。
商売していれば、浮き沈みがあるのは常だから
「捨てる神あれば拾う神あり」と思って、悪い出来事があっても
良いこともあるさと、そう思い続けてきた。
一喜一憂するのに疲れたのかな。
この十年余り、私としてはよく頑張れたもんだと思っていた。
ただ、後十年余りを残して「これで、ちょうど半分くらいか」と思ったせいなのか
なんだか、先行きが下り坂ばかりに思えてきて、気持ちが下がっているみたい。
ややこしい客がいたりもする。
切り捨てればそれで済む話なんだろうけれど、それはそれ一件の客だから
もったいないという欲も絡んでしまう。
自分の踏ん切りのなさが情けないのかもしれないが....
勤めを続けていたら、どうだったんだろうかな。
そんな、考えてみても詮無いことを良く思い浮かべるようになった。
気持ちが後ろ向きなのは間違いないけれど。
妻や子供たちのおかげで、銀婚式を迎えることが出来て
ここで、父親がへこたれてちゃいけない。
やっぱり私には、ちょっぴりの無駄遣いが必要なのかな。
余り将来を考えすぎて、貯金ばかり考えてたから・・・
そんなにセコセコしてちゃ、楽しくないだろ・・・な、自分。
って、ドッペルゲンガーじゃないんだから自分に話しかけても
どうしようもないんだけれど。