自分が生きてきた今までを振り返れば・・・
ろくでもないバタバタの人生だったのかも知れない。
自分では、ちゃんと出来ていたつもりだったけれど
母親にはどれほど心配をかけていたのか。
幼い頃、甘えん坊で、学校へ行く様になってからも
ろくすっぽ勉強もせずにボーッとしていて
社会へ出てからも、車で事故を起こしたり
迷惑をかけてばかりだった気がする。
家庭を持って、一人前になったつもりでいたけれど
そのくせ、これと言った親孝行も出来ずに
今年、母親が逝ってしまった。
嫁さんがある程度の世話をしていてくれなければ
私なんかがいても、なにも出来ずに
ともすれば悪い結果になっていたかも知れない・・・
実際、なにもしてやれずに母親は逝ってしまった。
人並みの形で送ってやれたのも、嫁さんがちゃんと世話してくれていたお陰だと思う。
判っていても、なにも出来ない。手を差し伸べられない
そんな情けない人間なんだなと自分のことを思う。
実際、そんなことを書きながらも、父に対しても
同じようにしか出来ない自分がいる。
父のことは、色々あったから毛嫌いしているのかも知れないが・・・
座敷に飾られている母の遺影が微笑んでくれているが
自分は、我が侭な子供のままでいる様な矮小感を感じてしまう。
結局、子供のままですか・・自分。
今更ながらに思う。
「おっか、ちっとは幸せだったのかな・・・」