ここまでなんとか走ってきた気がする。
先のことも大して考えず、ただ走ってた・・・
次男が結婚して独立し、娘の彼氏が挨拶に来て
いずれ嫁に行くのだろう・・・
長男は、今、家を出て一人暮らしをしている。
家には私たち夫婦と、父の三人がいる。
看護師をしていた自分だったが、父のガス会社を継いで
ここまでなんとかかんとかやってきた。
この時代、LPガス業界を取り巻く状況は厳しい。
しかし、あと3年ほどの間は会社を続けていくつもりである。
父に会社を閉じるところを見せたくは無い思い。
父がはじめた会社だから、閉じるところは見たくは無いだろうからね。
本来ならば、既に倒産していたかも知れない。
自分たちが年金がもらえるようになるためには、65才まで
なんとか仕事続けないと行けないだろうし。
あと、子供達の結婚式に父親が「無職」というのは寂しいかなと思うし(^^ゞ
娘はなんとかなりそうだが、長男は結婚してくれるのやら・・・・(>_<)
そして、こんな状況の中、淡々と淡々と日々が過ぎていく。
三年後に嫁さんとあちこち旅が出来たらと、そんなことだけを楽しみにして
毎日過ごしているような状況だ。
若い頃は、子供達を育てていくということを目標にして
楽しい家庭を作って行けたらと…何処かで思いながら生きてこれたのだろう。
今年の冬、母を見送った。
父も認知症で癌を患い、そんなに長くは無いと思われる。
自分が生きている意義というか目的はなんなんだろう。
ただ、生きていくだけなのか。
今の私には判らない、父を見送り、会社を閉じたあと
わたしはどういきていけばよいのだろうか。
ただ、ただ、こんな毎日を繰り返していくことになるのだろうか。
私には判らない。
がむしゃらに突っ走っていたようなあの頃がなつかしい。
ただただ、懐かしい。
子供達が巣立ち、